【起動時間大幅短縮!】HP530ノートPCにCore2Duo T5500を!

hpという大手パソコンメーカーが2008年頃に出していた最廉価モデルのノートPC。

と言うかCore iシリーズの前のCoreシリーズの頃のパソコン。

記憶が正しければ、プロセスルールだったかに行き詰まって色々と模索してた頃のCPUだったと思う。

って言う話は置いといて。

まずは現状の確認です。

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実験機はhp530(これに限らなくて以下に該当すればいいんじゃないかと思う)

CPU : Celeron M520 (Merom SocketM)が載ってたけど、M440と言うカタログもある。 

メモリ:512MB(2GB×2スロットで4GBまではいけた)

GPUマザーボード搭載チップ(この頃はCPUに内蔵なんてしてない)

OS : Windows XP (Vista対応みたいなシール貼ってある)

ネットワーク:有線LANのみ(!)

と言ったところだと思います。

 

これが2020年5月末現在でどのくらいの性能を発揮できるかというと、まず標準搭載してるWindowsXPではブラウザが対応せず(してるかも知れんけど探してられん!)という事でWindows10をインストールしました。

結果、YouTubeは視聴できず。

サイトとしてはYouTubeって最重クラスらしいですが、今時スマホで見れるのにパソコンで見れないくらいには性能低いんです。

で、コイツを料理します。

 

今回使ったもの

精密ドライバーセット

熱伝導グリス

 

Core2Duo T5500 (メルカリで500円くらい)

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CPUについてはCore2Duo T7200 T7400もイケるはず。

注意するポイントは対応ソケットが『SocketM』だという事。

同じ『Merom』シリーズでもココが違うと刺さりません。

もうメルカリとかヤフオクとかジャンクパソコンとかじゃないと手に入らないでしょう。

 

パソコンを3枚におろしますがコレは結構簡単な方だと思います。

 

手順

①バッテリー、アダプター類を外して裏面のネジを全部外す

HDDとCD-ROMドライブもこの時に外します。またメモリスロットカバーのところにもネジが

2本隠れてるので外します。

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底面の写真

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②液晶を開いて、電源スイッチのカバーをはずす

薄いマイナスドライバーでこじると取れます。というかツメで引っかかってるタイプなのでペコペコ取ります。

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電源ボタンのカバーが外れたところ

 

③液晶の接続コネクターとヒンジのネジを外す。

ここら辺からケーブルがフィルムケーブルだったりするので焦らずに!

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④電源スイッチ基盤とキーボードの取り外し

電源基盤はネジで固定してるけど、キーボードは両面テープで数カ所止まってるだけ。

ただし、フィルムケーブルなので気をつけて外すべし

 

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キーボードのフィルム配線は気を付けて

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ここでもネジを外します

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キーボードもスイッチ基盤もきれいに外れました

⑤裏側に戻ってキーボード側パネルと背面パネルを分解

薄いマイナスドライバーで少しづつこじるとパキパキと外れていきます。注意点は排熱用のスリットのところにドライバーを差し込むと割れます。

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ヒートシンクを外してCPUを交換

ヒートシンクは4本のネジで止まってるだけ。

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ヒートシンクを外すとCPUとご対面。

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CPUは固定用ロックネジをマイナスドライバーで反時計回りに180度でロック解除。

あとは手で取れます。

CPUを交換したら固定用ネジを時計回りに180度回してロック。

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もともとついてたCeleron M520

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Core 2 Duo T5500


 

⑦CPUに熱伝導グリスを塗る

CPUダイ(中央の鏡のように光ってる小さいやつ)に米粒くらいの熱伝導グリスをつけてまんべんなく塗ります。多すぎるのも少なすぎるのもダメ。

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熱伝導グリスを米粒大ほどつけるの図

また、ヒートシンクに付いている古いグリスのカタマリもこの時に出来るだけこそぎ落としておきましょう。

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左側がCPUにあたるところで右側はチップセットにあたるところ。

 

⑧逆の手順で組み上げるてBIOS認識を確認する

 

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超見にくいですが認識されてます

以上です。

あとはWindows10が普通は起動します。

ただ、ウィンドウズアップデートとかで、新しいハードウェアにドライバが当たるまでは少し放置しておきましょう。

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もしかするとただのロマンでしかないですが、これで少しは延命できるかも知れません。

性能がどうなったかはYouTube後半の映像をご覧ください。

 

 

youtu.be